久しぶりのブログ更新は久しぶりに行ったスピッツのライブについて。
スピッツのプロデューサーである亀田誠治さんが、ゆかりのあるアーティストを集めて主催していた「亀の恩返し2013」というライブの1日目(5/18)に参加してきた。
スピッツは前回2009年に引き続きの参加、しかもトップバッターで!やや特徴的なステージの形のためど真ん中ではないのだが、自分が座っていたそばの南東スタンドあたりが正面になるような配置だったためとても見やすかった。
■セットリスト(スピッツパート)
- スターゲイザー
- シロクマ
- 青い車
- さらさら(新曲)
- 春の歌
1曲目の出だし「遠く~、遠く~」から素晴らしい声の伸び。そして安定した演奏力。スピッツってこんなに演奏うまかったっけなー、と思うくらい。やはり20年以上長期間休むことなく活動を続けてきた結果なのだろう。(とはいえ「去年の夏以来のライブでデビューしたときのような気持ちで」と言っていたけど 笑)
うれしかったのは青い車をライブで聞けたこと。やっぱり名曲。このころは笹路さんがプロデューサーだったのはずだけど、聞けてよかった。スピッツの曲ってコンパクトかつ作りがシンプルだけど、曲がよいのでそれでも十分に感じるのだと思う。(あんまりごちゃごちゃした曲を聞きたくなくなったのは年齢のせいか・・・?汗)
新曲のさらさらもCD並の抜群の安定感。そして静かな始まりからサビで盛り上がり、そして、テツヤが歌うところ(何て言うんだっけ。Cメロ?)も渋く決めていた。
スピッツが終わったところ自分としては大満足だった。
スピッツ後は秦基博、アンジェラ・アキ、KREVA、JUJU、スガシカオがそれぞれ5曲ずつ。こうやって並べると亀田さんがプロデュースするのは実力派のアーティストばかり。出てきた瞬間に前のアーティストの余韻を引きずらず自分の空気に変えてしまうのはさすが。
KREVAとくれば、当然スピッツの草野さんとコラボした「くればいいのに」、もちろん演奏した。イントロを聞くまでこの曲のことを忘れていたのだが、改めていい曲だった。でもあの草野さんが登場した時の盛り上がりを聞くと会場はスピッツファンが多かったのかな・・・?
知ってる曲は6割くらいだったがどれもドラマティック過ぎず歌を際立たせる素晴らしいアレンジ。そして亀田さん(Ba)、小倉さん(Gt)、カースケさん(Dr)のap bankのメンバーに加え西川進(Gt)、斎藤有太(Key)、皆川さん(Key)、金原ストリングス(Strings)という最強のハウスバンドのメンバーの演奏にのってどのアーティストも存分に歌っていた。
MCでの各アーティストからの亀田さんへの感謝のコメントを聞いていると本当に強いきずなで結ばれているのだと感じる。
全メンバーの曲が終わった後は、コラボコーナー。最初はスピッツ、秦基博、KREVAでのタイムトラベル。スピッツと秦基博のコラボ聞きたいなと思っていたけど、こんな名曲で聴けるとは思わなかった。草野さんと秦さんの声の組み合わせ最高!
コラボコーナーのもう1曲はスピッツ、スガシカオ、アンジェラ・アキによる魔法のコトバ。スピッツでコーラスのきれいな曲といえば群青かな、と思っていたがたしかにこの曲もコーラスが美しい。「花は美しく~、とげも・・・」のところが最高。
ということで最初から最後までスピッツばかりで本当に幸せなライブだった。
最後全部ライブが終わった後に亀田さんのVTRが流れ、各アーティストそしてライブに関わったスタッフへの感謝のコメント。本当にアーティスト、スタッフを大切に思っていることが感じられるコメントだった。ライブ自体の最中にも亀田さんからスタッフへのリスペクトを感じることは多かったのだが、最後にこうやってVTRで改めて言葉にするのはスタッフもうれしいだろうな。
曲を作る人がいて、歌う人がいて、演奏のサポートをする人がいて、演奏するステージを作り上げる人がいて、演奏を映像にする人がいて、それを聞く人がいる。これだけの人が関わっていることが、よい音楽を作る土壌であり、それは一朝一夕には作り上げられないもの。それに対する感謝、恩返しなのかな、と最後のVTRを見ながら感じた。