2012年9月南米旅行 Vol.4 ラパス~グアヤキル編

■9/19

・ホテル一番

前日20時にウユニをTodo Tourismoの夜行バスで出発。3時間程度はガタガタ揺れる悪路を行くがそのうち寝てしまっていたようだ。

朝4時ごろから寝ることができず、ぼーっと外を見る。やっぱりラパス近郊のほうがペルーの町より開けている。

6時前にラパス到着。ラパスのすり鉢状の市街地が朝日で照らされる様子は美しい。その様子を見ながらぐるぐると中心部へ降りていきバスターミナル到着。タクシーをつかまえホテル一番へ移動。さすがにホテル一番は有名らしくタクシーの運転手も知っていた。かなり高いところまで上ったところで急な坂の途中にホテル一番を発見。入り口は閉まっていたがタクシーの運転手が声をかけてくれて無事にホテルにチェックイン。ようやくプーノを出て以来のシャワーを浴びることができた。(寒いからそれほどウユニでは汗をかいていないのだけど)。ひげも4日間伸ばしっぱなしだったのをきれいにそり、ようやく一息つけた。

ホテルでは8時から和食の朝食。宿泊客は日本人ばかりで、その日いたのはおそらく学生。なかなかみんなハードな旅をしている様子。高山病になっている子がいたり、飛行機の予約を取り消されてしまった子がいたりとそれぞれみんなドラマがあるようだ。。。

・ラパスの街、鉱山労働者デモ

食事の後は少し休憩をしてラパスの街の観光に。ホテル一番の宿泊客おすすめのサルテーニャを食べに行くことにした。ホテルの目の前からバスに乗るのだが、バスは呼び止めても車体が完全に止まってくれるわけではない。少し動いているかな、くらいのときに急いで乗らなければいけない。降りる場合も同様。他の場所で乗客を乗り降りさせるたびにどきどきしながら見ていた。

かくして街中に到着。ちょうど鉱山労働者のデモをやっていて、一番大きな広場のあたりにたくさんの人がいた。また近くに大統領府もあるらしく武装している軍隊が通りをふさいでいるところもあった。そんな中目的のお店に到着。たいしてきれいでもないお店だったが、繁盛している様子。サルテーニャを2つ頼む。見た目は小麦で作った大きな餃子。だが中身は肉や野菜が入っており、少し甘めのスープ(肉汁?)も入っており、これがおいしい。大満足。

そのあと、とりあえず忘れ物をしたと思われるTodo Tourismoのオフィスへ行くためにタクシーに乗る。これが大失敗でデモのためにそこら中で大渋滞が起きておりバスターミナルに全然近寄れない。結局大きく山側を迂回してオフィスに到着。ところが「忘れ物があったとしてもその日のスタッフが持ち帰っている可能性が高い、すぐには持ってこれない」と。しばらくいろいろ話してみるも、そのスタッフは「そもそも持って帰ったとしても私じゃないし・・・」みたいな対応。らちが明かないと思ってしぶしぶ忘れ物の回収はあきらめる。

飛行機の時間があるのでタクシーに乗って帰り道を急ぐ。が、またしても渋滞。しかも今回のタクシーはわざわざデモをやっている街の中心に向かっていく・・・。スペイン語でちゃんと指示できなかったのが悔やまれる。フライトの2時間半前には空港に到着している必要があるといわれたのに、ホテルに荷物を取りに戻ったのがフライトの3時間前。ここから30分で空港に行ければなんとかぎりぎりか。。。

結局タクシーを呼びなおすのは大変なので、街中からホテルまで送ってくれたタクシーにそもまま空港へ送ってもらうことに。とても普通に通る道とは思えないくらいガタガタの道をジグザグジグザグしながら空港への道を飛ばす。近道なのか結局わからなかったが空港には30分で到着。日本の感覚で2時間前なら大丈夫だろうと思っていたのだが、これが甘かった。

小さい航空会社から大きなLAN Airまでラパス空港から飛ぶのだが、よりによって自分たちが使うLAN Airは30分くらいの間隔で続けてフライトがあったらしく、チェックインカウンターが大混乱。しかもチェックインは全て手動。ものすごく効率が悪い。しかも途中まで後発の便の客も、次の便の客も合わせてチェックインを受け付けていたらしい。結局最後には次に出る便の客を呼び出して一つのカウンターに寄せて受付を行う始末。結局受付待ちの並んでいた時間はほぼ2時間。たしかに2時間半前にいってもぎりぎりというのはよく分かった。

・グアヤキルへ

無事飛行機に乗ってラパスを出発。リマで乗り換えだったのだが、乗り換えた後のTACA航空は対応が素晴らしかった。さらに3時間ほど乗ってグアヤキル到着。預けていた荷物を受け取った際に異変を発見。スーツケースのチャックの位置が変わってる・・・。そのときは特に気にも留めなかったのだが・・・。

空港ではグアヤキルのホテルから迎えが来ていた。素晴らしく快適、親切な対応でボリビアとの差に思いをめぐらす。ホテルに無事にチェックインして部屋に入り、さきほどのスーツケースを開けてみると、なんと中が探られた形跡が。封を切っていなかったマクドナルドのカードの袋が開けられていたり、ケースに入っていた歯ブラシがケースから出ていたり。そして実害は・・・あった。iPod Touchがなくなっている!さすがに唖然としてとりあえずホテルのフロントに相談する。ホテルからも航空会社に問い合わせてみてくれたが営業終了、とのこと。(そりゃそうだ夜中の1時だ)。結局翌朝空港で問い合わせることにして就寝。

■9/20

・グアヤキル空港の裏側

昨夜のiPod Touch紛失の件がありつつも、グアヤキル空港からガラパゴスに行くにはそれなりに手続きが必要らしく、フライトの3時間前に到着するようにホテルを出発。最後までホテルの対応は丁寧だった。

空港に到着したらまずは荷物のX線検査と入島申請書の登録。ガラパゴス(というかエクアドル)はドルが通貨なのだが、ボリビア帰りでドルの持ち合わせがなく、しばし両替所を探す。が、結局見つからずしょうがないのでクレジットカードにてドルを引き出して無事手続きを済ませる。

次が紛失したiPod Touchの問い合わせ。疑いたくはないが、空港で荷物を預けるときにはちゃんと入っていて、預けた荷物が出てきたときにはなくなっていたのだから、その間で空港スタッフが持って行ったとしか思えない。ただしそれが返ってくるとは思えないため、空港で紛失証明書を発行してもらい、保険で預入荷物紛失扱いで対応してもらおうという算段。

だが、ここからが長かった。まずはTaca(乗り継ぎ後の便の航空会社)に行くと、LAN(乗り継ぎ前の便の航空会社)へ行ってくれ、と。でLANのチケット販売カウンターに行くとチェックインカウンターで聞いてくれ、と。チェックインカウンターのスタッフに聞くと受付スタッフは要領を得ない回答。さらに航空会社への意見を書くフォーマットを渡される。らちが明かないのでボスを呼べという話をするも、「私は知らない、後の航空会社に聞いてくれ」と開き直る始末。「出た、たらいまわし」と思いながらTacaのカウンターへ行く。

Tacaからもたらいまわしにされるかと思いきや、バックヤードに荷物預り所があるからそこへ行ってくれと。一歩前進。しばらく場所を探すも見つからず、インフォメーションセンターに聞きに行くと場所を教えてくれた。聞いた場所に行くと警備員が立っていて通してくれない・・・。英語がわからなかったらしく結局警備員は自分たちを通していいか受付に確認しに行く(おいおい)。即決で通してもらう。

無事に警備員を抜け(パスポートを預け)裏へ。航空会社のオフィスがたくさんある中からTacaの荷物預り所を探し入る。担当者がいたのだがなんとスペイン語Only。しばらくスペイン語の会話帳で頑張るもらちが明かないと思ったのか英語をしゃべれるスタッフを呼んでくれた。ようやく英語で事情を説明し、紛失の証明書を書いてほしい依頼したところ、快諾してくれた。しかも申し訳なさそうに。(彼に落ち度はないのだけど)ようやく紛失証明書をゲットした。

この段階で飛行機の出発まで残り1時間。少しぐったりして、朝食も食べずに来たことを思い出し朝食をとる。結局ゲートにはぎりぎりの時間に到着して無事ガラパゴスへ向けて出発した。

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