2012年9月南米旅行 Vol.5 ガラパゴス編

■9/20

・ガラパゴス到着

ガラパゴスへ向けてのフライトは約2時間。機中で出たお菓子のパッケージにはガラパゴスアシカやゾウガメが描いてあり思わず中身を食べたあとお持ち帰りしてしまった。いよいよ島が近づいてくると海のエメラルドのきれいなこと!島が見えてくると、ついにガラパゴス!ということでテンションUP↑。通路の反対側の席のおじちゃんはいかにも冒険に行きますという恰好でカメラを持っていたのだが、どうやら窓から島が見えなかったらしく、こちらの席へ移動してきて島を見て大興奮。さすがガラパゴス!

・ハイランドツアー

ガラパゴスはバルトラ島にある空港に到着。海の色と島の感じに大興奮。空港を出たところで1日目のハイランドツアーのガイド、アンジーが待っていてくれた。アンジーの案内に従っていきなり船でサンタクルス島(一番人口の多い島)へ渡り、バスへ移動。

事前にガラパゴスでは英語のガイドをつけてくださいと要望していたため、アンジーは英語もばっちり。ところがツアーの参加客がほとんどスペイン語を話すご年配の方ばかり。ということでほとんどはスペイン語で説明+ちょっと英語での説明ということに。

最初の目的地は溶岩トンネル(Lava Cave)。入り口にゾウガメの骨がおいてあった。写真を撮って終了。

そして2つ目の目的地がゾウガメの育成地区。バスの道中からもなんとゾウガメが!デカい!動きはゆっくりだけど。最初1頭見つけて大はしゃぎだったけど、育成地区に行くとゾウガメだらけ。(そりゃそうか)バスから降りてアンジーの説明を受けつつ、ゾウガメを観察。なかなか味のある顔をしてる。動画を撮ったり写真を撮ったりしてすごす。結構観光に来ている人も多い。

ゾウガメの観察が終わるとランチタイム。ガラパゴスでの初ランチ。たしか魚+サラダ+ライス的なものだったはず。

・チャールズ・ダーウィン研究所

ランチが終わるとハイランド地区を後にしてチャールズ・ダーウィン研究所へ。ハイランド地区というのはその名の通り少しだけ高地になっている(864m)。高地のため雨が降り、樹木も多い。一応農業も可能。ガラパゴス諸島自体は高い山がほとんどないため、水を貯めることがほとんどできず農業にも向かないし、真水はほとんどない。

チャールズ・ダーウィン研究所到着。もちろん名前の由来はダーウィン博士。チャールズ・ダーウィン財団により設立されている。バスを降りて1キロ程度歩く。歩く途中にはやたら背の高いサボテンが。ゾウガメに食べられないように進化して背が高くなったらしい。水辺にはなんとイグアナがいきなり登場して驚く。(驚いたのはイグアナのほうだと思うが・・・)うれしくて写真を撮りまくるが、まさかそのあとあんなに見ることになるとは・・・。

研究所ではゾウガメを保護・飼育していた。卵からふ化させてある程度の大きさ(5年程度だったかな)までは研究所で育て、その後自然に返しているらしい。また6月にその一生を終えたロンサム・ジョージの居住地区も残されていた。ジョージには3頭の妻がいたようだが結局繁殖はできなかったらしい。この研究所にはガラパゴスのいろいろな島からのゾウガメが集められており、甲羅のかたちが違う種類のゾウガメもいた。その中でもスーパー・ディアゴと呼ばれるオスガメは1,800頭も子供を残したらしい(驚)。

この研究所にはハイブリッドイグアナなるイグアナが保護されていた。ガラパゴスにはウミイグアナ(海にもぐり海藻を食べる)とリクイグアナ(サボテンを食べる)がいるのだが、温暖化の影響で海藻が少なくなったウミイグアナがリクイグアナと交尾してできた個体らしい。体表面は黄色く、そしてかなり太ってる・・・。寝てばっかりで動く気配なし・・・。

一通り研究所の中を見た後のバスへの戻る道の中ではアンジーとおしゃべり。年代が比較的近いこともあり、日本では何を仕事にしているかとか興味がある様子。アンジーはガラパゴス生まれ、旦那さんはガラパゴスのネットワークエンジニアらしい。コンピューター関係の仕事は遅くて大変よねぇ、と妻とアンジーが共感するという流れに・・・。

・プエルトアヨラの町へ

ダーウィン研究所を後にしバスでプエルトアヨラの町へ。ホテルまで送ってもらう。宿泊したのは10部屋弱の小さいホテル。とても丁寧な対応をしてもらう。また部屋も広く開放的でかなりよい。唯一注意は歯磨き用には別に水が準備してあるので水道水は使わないように、と。(たしかに水道水はしょっぱかった。)

ホテルに荷物を置いた後は町を散策。少し暗い時間帯だったが治安にはほとんど不安を感じることもなく、店も結構開いている。まずは明後日のダイビングのショップに顔を出す。微妙に名前が違うのと、やたらちゃらい店主に警戒していたが、自分たちの顔を見て「おぉayumi!」とツアーをアレンジしてくれた方の名前を出してきたので安心。とりあえず受付を済ませ機材合わせは明日とのこと。そのあと土産屋をいくつか物色し、夕食へ。1日目はホテルの人おすすめのレストランへ。そんなに安くはないがまぁまぁおいしいかな。レストランの横のアイスショップでアイスを食べて、小さいスーパーで部屋で飲む水やお菓子を買ってガラパゴス1日目終了。

■9/21

・イザベラ島ツアー

ガラパゴス2日目はガラパゴス諸島で1番大きいイザベラ島へ。朝7時にガイドがピックアップに来ると聞いていたので、車で来るのかと思いきや、ガイド(ロドリーゴという名前)なんと自転車で声をかけに来た。そして港へ自分で歩いていってくれ、と(笑)。

港で参加者の集合を待っていると外国人男性と日本人風女性のカップルが。ん?と思っていると日本語で話しかけられ日本人だと判明。(この方にはあとあといろいろ教えてもらった。)

全員集合していざ出発。イザベラ島まではボートで2時間程度、と聞いて大したことないと思っていたのだが大間違いだった。ボートはそれほど大きくないので、波でかなり揺れてぐったり。乗客もけっこうぐったり気味だった。

イザベラ島へ到着すると船を降りたところでいきなりイグアナとアシカのお出迎え。(といってもアシカは爆睡中だけど)そのあとは溶岩でできた地形をトレッキング。比較的新しくできた陸地らしくいろいろ説明を聞きながらトレッキング。まわりはイグアナだらけ。またホワイトチップシャークの群れも発見。さらに見ているとエイとアシカまで合流し、にぎやかな風景に。ホワイトチップシャークもアシカは襲わないらしく、シャークにちょっかいをかけては逃げるというのを繰り返していた。トレッキングの最後にはウミガメも発見。ウミガメは定期的に海面に浮上してきて呼吸するというのを初めて知った。

トレッキングが終わると小さな船に乗り換えて陸地のまわりでシュノーケリング。この日は救命胴衣をつけていたので深くもぐることはできなかったが海面からはそれなりに魚を見ることができた。そろそろ船に上がろうか、という時間で船に近づいたところ、船の主人がウミガメを発見。全速力で追いかけて海中で並走し写真を撮影。ついにウミガメと一緒に泳いでしまった・・・(嬉)。アシカも近くにおり、丁寧にも水中でポーズをとってくれたのでこちらはばっちり写真に収める。

お昼は眺めのよい砂浜のそばでランチ&昼寝。料理はだいたい昨日と似たような感じかな。この日は比較的若い旅行者も多く、それぞれの旅行の話を聞く。ガラパゴスに来るような人たちは2ケ月とか世界を旅行している人が多いようで。出発時に会った外国人(イギリス人)と日本人女性のカップルは2ケ月、向かいに座っていたドイツからのカップルは1ヶ月程度。南米をまとめて回る人が多く、マチュピチュやウユニはもちろん、イグアスの滝やイースター島を回るなどかなりコアな旅行者が多い。こちらは3週間というと短いね、と言われた・・・。

さて砂浜でのランチ&昼寝タイムが終わった後はフラミンゴを見に行く。この日はかなり頭数が多かったらしくラッキーだとロドリーゴに言われた。またこのとき初めて知ったのだがフラミンゴは海水と淡水のちょうど間くらいの水のあるところに来るらしい。

さてフラミンゴ鑑賞を終えて、イザベラ島へ。帰りもボート2時間。往路ほど海が荒れていなかったためそれほどつらくないボートの旅となった。港についたところで解散。

・屋台へ

いったんホテルに帰って荷物を置いたあと翌日のダイビングの器材合わせに。スムーズに終了。

ダイビングショップでの器材合わせ後は屋台へ。イザベラ島へ一緒に行った日本人の方に屋台がおすすめと教えてもらったのだ。たしかに活気もあり何より安い。たしか10ドル弱。(そうそう、エクアドルは国の通貨がなく、USドルを使っている) 満腹になったところで昨日の小さなスーパーで飲み物を買って2日目終了。

■9/22

・ダイビング

3日目はダイビング@モスケラ島・ダフネ島。本当はハンマーヘッドシャークが見れるゴードン・ロックに行きたかったのだけど20本未満の自分とオープンウォーター取り立ての妻(旅行前にライセンスをとらせた)ではさすがに厳しく。とはいえそれなりに生物が見れるモスケラ・ダフネへ行くことに。

ツアーは毎日ガイドがピックアップしてくれるのだけど、この日はショップの店長(ちゃらい)とイントラ(インストラクター)が乗ったタクシーで迎えに来た。で、車に同乗して店長も向かうのかと思いきや、店長の家の前で店長下車(驚)。というわけでイントラのルイスと3人で島の北側の港へ。ルイスは口数少な目。港では他のツアー参加者と合流。参加者はブラジルから来た人1人、イスラエルの男性4人組+イスラエルの女性1人(別々に来たらしい)、あとイントラがルイス以外にもう1人。

1本目はモスケラでのダイビング。船の中でセッティングして、船からバックロールでイン。水はかなーり冷たい。透明度はまぁまぁかな。生物はかなりいっぱいいたのだけど、やはり寒流の中だけあってきれいな魚というよりはおいしそうな魚のほうが多かったなぁ。

1本目が終わって船で次のポイントへ移動しつつ間食。2本目はダフネで。1本目同様にバックロールでイン。壁に沿って潜っていくのはなかなか迫力があった。今回はきれいな魚もいて、ルイスに動画撮影してもらう余裕も。自分は見れなかったがウミガメやマンタはいたらしい・・・(船からあがったらブラジル人が”Muy Grande”(Very Big)って手をパタパタさせていた。)それにしても水温が低いせいか、エアの消費は早かった。残念ながらハンマーヘッドシャークは見れなかった。

・商売っ気のあるガイドさん

ダイビングを終了し、船で港へ戻る。ここからタクシーに分乗してランチの場所へ。ここで驚くべきことが。ランチの場所に行ったらルイスが厨房で料理の準備をし、サーブしているではないか!もう1人のイントラに「もしやルイスの店?」と聞くと、「そう、ルイスの店。 ルイスはダイビングショップもレストランもやっていてなかなかやり手だよ」とのこと(驚)。そんなこともあるもんだ。くだんのブラジル人とイスラエルの女の子とでご飯を食べる。ブラジル人のほうはあまり英語は得意ではないがなんとか意思疎通ができた。釣りとダイビングをしにガラパゴスに来ているらしい。かなり自由人って感じだったなぁ。

・また屋台へ

 解散になったのがたしか2時過ぎ。少し時間があるのでホテルで昼寝をし、ルイスのお店に写真を受け取りに行って、夕方例の屋台へ行き夕食を食べて3日目終了。

■9/23

・フロレアーナ島へ

4日目はフロレアーナ島へ。たしかこの日は港集合だったはず。4日目、5日目は別のホテル泊だったので、荷物のみ次のホテルにピックアップしてもらう。(そして最初から泊まっていたホテルの手配が完璧だった)

さて今日のガイドはミゲル。ちょっと年配だがとてもいい感じに日焼けしてとても健康そう。イザベラ島同様ボートで向かう。プエルトアヨラからはまっすぐ南下する。今日はそれほど海も荒れていなかった。

・冒険心ありすぎなガイドさん

出発の際には島に上陸してトレッキングをして、最後島の北のほうでシュノーケリングをするという説明を受けた。だが島に近づいたところでミゲルから提案が。いわく「今日はすごくこのあたりの海のコンディションがよいからここでシュノーケリングをしないか」と。ガイドが進めるならコンディションは良いのだろうと思い、ツアー客一同賛同。その瞬間ミゲルが先頭に立ってウェットスーツに着替え始めた!もしや一番ここで潜りたかったのはミゲルなのではないかと・・・(笑)。

たしかにミゲルが薦める通り、かなり透明度は高くコンディションは良い。水が冷たすぎるけど。魚はそれなりにいるし、アシカは遊びに寄って来てくれるしかなり楽しい。また10mくらいの海の底にはウミガメが休憩中。今日も救命胴衣をつけていたので近づけなかったが、なんとミゲルが近くまで潜っていって写真を撮影!そのあとマンタを見つけてミゲルが全速力で妻を連れて追いかけるなど、自分も楽しみ、客も楽しませる素敵なガイドだった。

・フロレアーナ島上陸~トレッキング

シュノーケルを終えてフロレアーナ島に上陸。相変わらずアシカがお出迎え。そうそう、アシカってかなりひどい鳴き声をする。「おうっ、おうっ、おうっ」(酔っぱらったおじさん風の声で)みたいな鳴き声。見た目のかわいさにはそぐわない。

トレッキング開始。フロレアーナ島もそれなりに標高があり、雨も降るため地面はかなり湿っていた。最初の目的地はゾウガメ地区。一応ここでは広い区画(四方にはゾウガメが乗り越えられない程度の壁がある)にゾウガメが飼われている。驚いたのはここのゾウガメは自分でエサはとらず人間がエサを与えているとのこと。もともと他の島にいたゾウガメなので、食べられるエサがこの島にはないかららしい。同じゾウガメに見えても島固有の状況に応じて進化してきたのだと改めて知らされる。ミゲルは生殖におけるゾウガメのしっぽの役割について熱弁。この話をするとツアー客のリアクションがいろいろあるから面白いらしい。

ゾウガメ地区を抜けて山を登っていくと大きな岩があったり、顔の形をした岩があったり不気味。海賊が使っていたらしい。海賊といえば驚きのエピソードを。当時スペインがボリビアで採掘した金銀を持ち帰るところを、海賊が襲っていたのだけど、ガラパゴスは位置的にそのための基地だったそうな。海賊にとっては航海する際の食料としてゾウガメを持ち出していてそれで数が激減したらしい。(ゾウガメは簡単に捕まえられるし、かなりの食料にもなる。ゾウガメは天敵がいなかったため逃げることもなかった)しかもこの海賊をイギリスが支援してたとかしてなかったとか(英語のため自信なし)。生き物見て自然見て「あー、よかった」、ではなくそのへんの複雑な事情も説明してくれたミゲルには本当に感謝。

トレッキングを終えてランチタイム。ランチはいつも通り。ランチをした場所のすぐそばには黒い砂浜と呼ばれる砂浜がある。溶岩が混じっているため黒いらしい。他の参加者は砂浜で一休みモードだったが、自分はここでもシュノーケリングを。ここはウミガメの産卵地でもあるらしく、ウミガメの遭遇頻度は高い。シュノーケリングで少し見ているとすぐにウミガメ発見。一緒に泳いで写真を撮ることができた。

シュノーケリングが終わると帰路へ。フロレアーナ島行きのボートは座席がなく、船の後ろ半分はオープンになっている。帰りは偶然にもイルカを見ることができ、テンションUp。それほどの揺れもなく無事プエルトアヨラ到着。夜は屋台で食事して4日目終了。そうそう夜の屋台ではイザベラ島ツアーで一緒だった日本人女性と再会し、クスコでのホテルを教えてあげた。(うまく泊まれたかなぁ?)

■9/24

・日本語の単語に詳しいあやしいガイド

ガラパゴスツアーの最後の日。泊まっているホテルからプエルトアヨラの港まで小さい船(タクシー)で。この船はだいたい1ドル、さすがにこれだけスペイン語圏にいるとスペイン語でタクシーには乗れるようになった。

さてこの日は少しトラブルが。朝8時に港前のショップで待ち合わせだったのだがなかなかガイドが来ない。また他の客もいない。待てど暮らせど迎えが来なくてこの日のツアーのオフィスに電話するも、ちょっと待ってて、と。そのうちそのショップの店員さんが来て事情を聞いてくれる。その10分後、サングラスをかけたややちゃらい男到着。実はこれが今日のガイドでそのショップの店員さと友達らしく、店員から連絡が行ったとのこと。ガイドはやや聞きなれない名前だったため、名前が思い出せない・・・。このガイドやたらガラパゴスの生物の名前の日本語に詳しく、ウミガメとかカツオドリとかそんな単語をよく口にしていた。日本人の旅行客もそれなりにいるらしく、そこから学習しているらしい。(絶対女の子の旅行客だと思うけど)

肝心のバスはガイド到着後もなかなか来ない。どうやらホテルの変更がうまく伝わっていなかったうえに、バスが故障し代車を探していたかららしい。約1時間遅れでバスが到着しいざ出発。島の北側の港へ。

・サンタクルス島のビーチ

港に到着したらこの日の船へ。この日の船が4日乗った船のうち一番きれいだった。これまでのはボートって呼び方がぴったりだが、この日は客船という呼び方がぴったりの立派な船だった。

まずはサンタクルス島の北側にあるビーチへ。白い砂浜がとてもきれいなビーチで、イグアナとフラミンゴを鑑賞。そのあと例によってシュノーケリング。ガラパゴスの海は塩分が少し強いらしくラッシュガードだけでも十分浮くことが分かったため救命胴衣なしで。ここはエイやサメ、ウミガメがいたらしいのだが、自分が見つけられたのはエイだけだった・・・。残念。

ビーチでのシュノーケリングを終えて客船に戻る。小さなゴムボートがビーチまで迎えに来て、ゴムボートで客船まで戻る。客船に乗る際には靴の裏をきれいに水で流す。他の島の植生を持ち込まないために徹底している。

・ノース・セイモア島へ

さて客船へ戻りランチを食べつつ、ノース・セイモア島へ。そういえば他のツアーであった旅行客やホテルの人はみんなノース・セイモア島を薦めていたなぁ。

島に近づくとこれまでツアーで周った島とはどことなく雰囲気が違う。標高がほとんどなくかなりごつごつして岩っぽいし、見るからに乾燥している。島に上陸してまず最初に迎えてくれたのはアシカとオットセイ。ちゃらいガイドが見分け方を教えてくれたのだが(たしか耳だったような)結局わからず。でも子供のアシカもいて和む。

島をずんずん入っていくと次に出てきたのはガラパゴスリクイグアナ。これまでのツアーで見てきたのはウミイグアナばかりなのでリクイグアナは初めて。体表は黄色く、そして太っている。おそらく1日目に見たハイブリッドイグアナも見た目はリクイグアナを受け継いでいるのだろう。動きもたいして機敏ではなく、天敵がいないとこういう感じになるのだろう。ちなみにリクイグアナはアシカのフンを食べるらしい。なんでもフンにはカルシウムだったかカリウムだったかの栄養素が含まれていて、リクイグアナの繁殖にとても重要だとか。

次はアオアシカツオドリ。その名の通り足が青い(体は白い)。繁殖の季節には求愛のダンスを踊るらしいのだが、それは見ることができず。非常にとぼけた表情をしており見ているだけで和む。

さらに島の中に進み、最後に出てきたのはグンカンドリ。オスはのどの下に赤い風船のようなものがあり、それを膨らませてメスにアピールするらしい。メスはオスが確保している木を品定めして、オスを選ぶらしい。厳しい世界だ・・・。思えばこの日は1日中繁殖の説明を受けていたような・・・。でも動物である以上切り離せない話だし、その動物、生態系をより深く理解するためにはとても大切なこと。ちゃらおガイドに感謝。ちゃらおガイドはとても勉強熱心で日本語も学ぶし、他のツアー客から新しい英単語を学んだりしていてとても好印象だった。

名残惜しくも最後のツアーを終えて、客船でサンタクルス島に戻る。

・最後の夕食

最終日はホテルに戻った後、ホテルの裏にあるプライベートビーチを散策。もうだいぶ暗い時間になっており潜ることはできなかったが、イグアナたちがたくさんおり、しばし写真を撮影する。

散策後、お土産を購入し例によって屋台で食事。現地の人も観光客も混じっているあの屋台の雰囲気は好きだなぁ。ロブスターのグリルは絶品だった。

■9/25

・Good Bye ガラパゴス

さて最終日。9時集合のためゆっくり朝ご飯を食べて、港へ戻る。自分たちに加えもう1人をピックアップしに来てくれたタクシーの運転手が空港まで送ってくれ、荷物もいろいろ運んだりしてくれた。(そういうシステムらしい)

ガラパゴスの空港ではちょうど新しい建物を作ろうという計画を立てていて、アメリカの全面的なバックアップで作っていた様子。世界一エコな空港を作る、と。なぜ日本が参加していないんだ~、思ったがおそらくエクアドルとはあまり接点が持ててないんだろうな、と思ってガラパゴスを後にした。

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